レセプト時に不正請求も簡単にチェック
現代ではコンピューターを使ってレセプトの作業を効率よく行えるようになりました。
電子カルテを使うことで医療に使われた薬の情報などが簡単に読み取れる他、処方箋のQRコードをハンディスキャナーで読み取ることにより、効率よく薬に関する情報の全てをファイルとしてまとめることができるようにもなっています。
レセプトの作業というのは本来は膨大な資料と向かい合い、それらの一つ一つを手入力し、診療にかかった費用を保険者に提示するというものでした。
しかし、それらを電子的にまとめる技術ができたことにより、業務にかかる負担が格段に少なくなったのです。
けれど、便利になる一方で、やはり機械に頼り過ぎるというのは不安なのではないかと思う方もいるでしょう。
保険請求というものは、レシートの提示をするようなものと見て間違いありません。
しかし保険がそこに絡んでいる以上、それを悪用する人間もいるものです。
世の中には架空請求と呼ばれるものがあるのでしょうが、これらをチェックするためにはやはり人間がしっかり見るしかないのかと疑問が出ます。
ですが、現代ではそれらの問題も解消されていて、薬歴未記載の患者もチェックできるようになっています。
このような形で架空請求になるようなケースが割り出せるようになってくるため、機械を使ってデータをまとめ上げていくだけで、自然と問題のある請求も浮き彫りになるように出来ているのです。
誤入力の問題だけでなく、架空請求の見落としまで防いでくれるというのが現代の電子化されたレセプトの強みだと言えるでしょう。